ベルベッド敷きの
まるで給料3か月分の~という指輪でも入っていそうなベルベッドが敷き詰められた化粧箱。
これは、ニコンの視度補正レンズの元箱です。
ニコンFフォトミックやニコマートの時代ですから、1960年代中頃のもの。同じ箱でも、中敷きがスポンジのも見たことあります。多分、このベルベッドの後の時代のモノでしょう。
ファインダーの接眼部に付ける小さな部品の割には、豪華な元箱だと思いませんか?
当時の定価で300円程。大卒初任給が3万円ちょっとの1965年頃の300円です。今とは物価が違うとはいえ、決して高級品扱いではないのに、さすがに「ニコン!」って感じでしょうか。
最近のコンデジの元箱などは成形技術の進化もあるのでしょうけど、広げると一枚のボール紙になってたりして、非常に簡素化されていますからね。これとは、えらい対照的。