我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年4月13日 (金)

SIGMA PANTEL レンズ

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我楽多屋のジャンクレンズの中から、常連 I さんがシグマの変哲もない外観のレンズを指さして、「このレンズ、わりと珍しいですよ~!」と言われました。

SIGMA PANTEL 135mmF2.8というレンズ。

パンフォーカス撮影をウリにしたレンズで、望遠レンズとしては最小絞り値が一般的なモノよりも1~2段小さく「64」まであります。被写界深度を深くしているのです。

実際に鏡胴のメモリを見ると、絞り値を64(64と一緒に「PAN」と併記されてる)にすると、4m余り~∞(無限大)までが、フォーカスエリアに入ります。

ちなみに、同じ焦点距離のミノルタMC135mmF3.5の被写界深度目盛によれば、最小絞り22で「10m余り~∞(無限大)」がフォーカスエリア。

比較すると、ピントの合うエリアにずいぶんと差があることが分かります。

調べたら、このシグマのパンテルレンズ、パンフォーカスの「Pan」と、テレフォトの「Tel 」を結合した造語らしいです。で、製品としては135㎜と200㎜と300㎜の3種類があったそうです。

「ちょいカビ」で安い値付けをしていましたが、これを知って値上げするのもズルい気がして、そのまま陳列に戻してあります。