梅鉢ロッコール
世の中いろんなレンズがありますが、外観のデザインが特徴的なレンズの一つに、このスーパーロッコールが挙げられるでしょう。
スーパーロッコール45mmF2.8。ミノルタ(当時:千代田光学精工株式会社)がライカマウントのレンジファインダー機を造っていた時のモノですから、今から六十年くらい前のレンズ。
今年は花の開花が遅く、都内でも今まさに梅の花が咲いてる感じですが、このロッコールのピントリングの形状が梅鉢に似ていることから。梅鉢レンズなどと呼ばれて、マニアに親しまれています。
*梅鉢:一重の梅の花を正面から見た形を図案化したもの。(http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/20579/m0u/)
特徴的デザインと言っても、奇抜だったり厳つかったりということではなくて、どちらかというと、工芸品的な佇まいさえあります。
今回お見せしているのは、前面の銘板部分に丸い窓があって、そこから絞り値が読み取れる初期のタイプです。