吊るされてもタクマー
我楽多屋の2階移転に伴い、1階の天井に吊るしてあったディスプレーカメラも2階の天井に移したのですが、その移動の際に気付いたこと。
ペンタックスESに装着されていたSMCタクマー50㎜F1.4を何気にチェックしたところ、ヘリコイドの動きが実にスムーズなんです!!
普段から買取りで入ってくる、いろ~んな状態のレンズを扱っていて、おしなべてタクマーレンズのヘリコイドを回す感触が良いことは気付いていました。
ニッコールにありがちな回す感触がスカスカになっていたり、他ブランドで時々ある、グリスが固着してしまうのか、全然回らなくなってしまうのとかが、タクマーではほとんど見られないのです。
とはいえ、このタクマーは我楽多屋の天井から吊るされたまま10年以上が経過しているんですよ。スゴいと思いませんか!!それに、レンズもクモリやカビが発生していないのです(これは天井の環境が良かったのかもしれませんが)。
このことを買取名人に話すと「ほほぉ~、凄いね!」と言いながら、レンズを覗いて「少しヤケてるね…」と。
確かにヤケているのかもしれないけど、タクマーはそうでなくても黄ばみやすいですけどね。。。
というわけで、最近ネタにした腐ったニコン、カビったニッコールの次は、吊るされてもタクマーネタでした(笑)。
*ヘリコイド:カメラのピント合わせのために、レンズのピントリングを回転させて、鏡胴をフィルム面に対して前後させる仕組みのこと。