金色が渋いマウントアダプタ
マウントアダプタによるオールドレンズ遊びは、デジタルカメラによって、よりメジャーになったと言えます。やはり、結果がすぐ分かること。撮り比べがしやすいからだと思います。
でもそのマウントアダプタも、万能選手ではなく、物理的に相性の良くないマウント同士では、不具合も発生します。
その一つがフランジバックの問題。マウントによって、マウント面からフィルム面までの距離の差がそれぞれ決められている都合上、Aというマウントのレンズを、Bというマウントのボディに付けられても、無限遠までピントが合わなかったりするのです。
また、エギザクタマウントのレンズを、キヤノンEOSマウントのボディに装着するマウントアダプタの多くは、フランジバックとは違う問題で、わずかな厚みにより微妙に無限遠が出ないそう。それは、エギザクタマウント・レンズの多くで、マウント面より出っ張った部分があり、そこがボディ側のミラーに干渉してしまうことを防ぐ為に、微妙にアダプタの厚みを増しているという、苦肉の策なんだそう。実際にはレンズの絞りを「8」くらいまで絞れば、分からないレベルらしいのですが。
画像にあるエギザクタ・EOSのマウントアダプタは、強度ある材質で極めて薄く仕上げているので、無限が出るのだそうです。ただ、突起部分がミラーに干渉してしまう危険は各自の責任で・・・ということでしょうか。
この方のEOSボディが、デジタルじゃなくて、フィルムであるのが渋いなぁ~と思ったのですが、その理由には、デジタルVSフィルム問題の以前に、ペリクルミラーでミラーが動作しないEOS RTだから、前述のミラーに干渉してしまう問題が避けられるからなんでしょうけどね。
でも、このマウントアダプタ、規格性能のことよりも黒地に金色という見た目の渋さが気になりました。。。正確には銅製らしいので、「銅色」が正しいようですが。