Lord MARTIAN
Lord(ロード)がロードを呼びました!!!
先日、話題にしたロードが、まだ我楽多屋に並んでいる時のこと。田中長徳先生が来店されて、かつて、ロードを使われていたことや、マーシャンという変わったデザインの機種があったことを聞かせていただいたのですが、そのまさにマーシャン(MARTIAN)が5日と経たないうちに入って来ました。私は現物を見るのは今回が初めてと思います。
確かにちょっと不思議なデザインをしています。前から見た時、ファインダーまわりが横一線に黒仕上げになっているあたり、ちょっとカッコいいです。ただ、ちょっとアンバランスな感じもあり。。。
そして、キャップもカッコいい。「Lord」の文字がセンターより、少し右下にズレているだけなんだけど。
で、当時の広告には「宇宙時代の頭脳」と書かれています。露出計まわりの機能について言われているのでしょうが、今となっては特に宇宙時代と思われることではなく、それより私が気になったのは、フィルム室の中。
フィルム巻き戻し軸が特殊な形状をしています。巻上げる時は、スプールを外側から挟み込んで回す~という大胆な方式。空回りして巻上げ出来ないんじゃないか?と不安がよぎったので、試してみたところ、確かに最初の数回転、巻き戻しはされませんが、以後はスプールを挟み込んで回転させて、フィルムを巻き戻していきました。
Lord MARTIAN :1960年発売 小さめなボディに連動距離計、連動露出計、パララックス自動補正ファインダーを組み込んでいる。117㎜×80㎜×73mm 当時定価20,000円