ニコンF-601
私がアローカメラに入って間もなく、買取名人から渡されたカメラが「ニコンF-601」でした。少しカメラの勉強をしなさい!写真を撮りなさい!ということだったのかと思います。
カメラ屋という環境で育つと、いつも身近にカメラがあるので「自分の」カメラというものがそれまで無かったような気がします。特に「あのカメラが欲しい!」というのも無かったのです。
そういう意味で、ニコンF-601は私の最初の「自分の」カメラといえます。当時、同じく最初に自己所有したクルマを撮ったり、望遠ズームを付けて羽田空港に飛行機の写真を撮りに行ったりしました。その後、内蔵ストロボが「ボッ!」と大きな音と、こげ臭い匂いを発して壊れてしまい、修理はしたものの程なく、次機の「ニコンF90」に代変わりさせました。
先日、常連Hさんが「F5でなくて、F-501という選択」と言って、F-501を入手されました。F5の中古価格もかなり手頃になってきていますが、Hさんとしては、あえてF-501というB級選び的なこだわりもあったのでしょう。。。また、F-501ゆえのマウントも入手の大きな理由だそうです。ここでは長くなるので省略しますが、普遍のFマウントとはいえ、いろいろなタイプがあるのも事実なのです。
私も、Hさんに真似て「F-601」を「F6.01」とでも命名して、あえてB級選びで再入手しようか~なんて考えてみました。