21世紀フィルム主義
「只今より、四谷系銀塩情報を発信します!」
「21世紀フィルム主義」という富士写真フィルム株式会社(現:富士フィルム株式会社)発行の冊子を入手しました。写真・解説は上野隆さん。
小冊子とはいえ、オールーカラーで31ページもあるので、簡単に説明することは出来ませんが、以下の12テーマで書かれています。
「フィルム主義宣言」「スローフォトライフのすすめ」「デジタル一眼レフのすすめ」「リバーサルを楽しむ」「リバーサル使い分け術」「フィルムカメラの魅力再考」「ブローニーフィルムの魅力」「モノクロ写真の魅力」「カラーネガを見直す」「プリントの重要性を考える」「これからの写真フィルム」「これからもフィルムで撮ろう」
各テーマ2ページずつで深い解説まではありませんが、フィルム主義が主張されていて読み物として楽しめます。
いくつか気に入ったフレーズを抜粋してみます。
- 撮る、待つ、見る このプロセスがたまらない それがフィルムの楽しさ
- 私がフィルム派である一番の理由、それは「フィルムカメラが好き」
- 機械式のフィルムカメラ、趣味の道具として一生使える
- プリントこそが「写真」 だから、カメラやレンズのようにこだわりたい
- 「周りが皆デジタルに移行しているから」「今時フィルムカメラだと恥ずかしいから」「デジタルだとお金を気にせずシャッターが切れるから」などという理由でデジタルカメラを使うくらいだったら、私は写真なんてやめたほうがマシだと思っています。
12というテーマ数から想像出来る方もいらっしゃるかもしれません。この冊子は、日本フォトコンテスト(現:フォトコン)2005年1月号から12月号までの連載を抜粋したものだそうです。
もともと非売品の冊子です。ごくわずか入手しましたので「欲しい!」という方は、我楽多屋に急ぎご来店の上、何かお買い上げ後(笑)、「21世紀フィルム主義が欲しい!」と申し出てください。先着順、無くなり次第終了です。
*「カメラ・ライフWeb Site」内の上野隆さんのコラムも面白いです。