我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年4月 9日 (水)

レンズキャップ

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「キャップ」とひとことに言ってもいろんなキャップが存在します。

まずは、レンズのフロントキャップ。レンズの前側(フィルターやフードを付ける側)に付けるキャップのことで、昔は、フィルター径より少しだけ大きい金属製のキャップを被せるようにして装着するものが多数でしたが(上の画像左側)、その後は、スプリングが入ったプラスチック製のキャップをフィルター径の内側にはめ込むような方法で装着するものが増えてきました(上の画像右側)。

レンズのフロントキャップにはおおかた、メーカーのロゴが入っています。しかし、キャップとしての役目だけを考えれば、レンズのフィルター径さえ同じなら、基本的に互換性があるわけで、ニコンレンズにキヤノンのロゴが入ったキャップを付けても十分に用は足りるのです。

しかし、趣味性が強く、ブランド志向も強いカメラの世界では、それはあまり格好の良くないこと考える人が多いようです。また、古いレンズにはその当時の専用キャップを付けたい!という感情も発生するようです。ところが、レンズ本体と違って、着けたり外したりする機会が多いうえに、決して大きなものではないキャップは失くされてしまうケースが多いのも事実。よって、古いものは残存している数も少く、中には一個数千円の売り値が付くものもあります。また、時代によってメーカーロゴの変化があったり、形にバリエーションがあったりしてコレクションの対象にもなりやすいようです。

それに対して、レンズの後ろ側(ボディーと接合する側)に付けるキャップをレンズリアキャップと言います。こちらの場合、レンズマウントを各メーカーほとんど独自のものを採用しているため、メーカーごと専用のキャップしか合わないわけです。また、同じメーカーでもマニュアルフォーカスとオートフォーカスでマウント変更をしているメーカーがほとんどなので、さらに互換性が減ってしまいます。オリンパスペンF用など、ごく一部に一個数千円の売り値が付くものがありますが、そのデザイン性やバリエーションの少なさからか、コレクションの対象にはあまりならないようです。

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さて、ここからが本題、そのレンズリアキャップの中でキヤノンのマニュアルフォーカス一眼レフ用レンズのリヤキャップがクセモノなのです!キャノンの一眼レフ用マニュアルレンズはR~FL~FD~NFDと進化してきましたが、基本的なマウントは変更してないので、最古参機のフレックスに最後期型のNFDレンズを装着することが出来ますし、最後期のT90に最古参レンズのRレンズを装着することも可能です。

なのになのに、リアキャップには相手を選ぶものがあるのです・・・。FLレンズには装着できるのにNFDレンズには装着できないリアキャップがあるのです。たにかに、よく見れば微妙に形が違うのですが。。。また他のレンズに比べるとリアキャップの着脱に多少のコツがあるので、知らないと外せなかったり、歪んだまま無理に装着してしまったりするのです。これは、店に陳列したレンズをお客様が物色されているのを見ていると、実はよく分かってしまうのです。この人はキャノンのレンズを持っている人なのか、それとも興味本位で見ているだけなのか!?お願いです、無理に装着して外れなくなってしまうことが時々あるので、不慣れな人や、上手く閉まらない時は無理に装着せずに声を掛けてください。