我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年1月11日 (木)

芸が細かい革ストラップ

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カメラ好きのお客さんの中には、自分で革のストラップやケースを作ってしまう人もいらっしゃいます。20余年のカメラ屋人生の中で、何人かの人に自信作などを見せてもらったことがあります。

今回は革ストラップの実に細かい部分の処理方法について感心してしまいました。

常連Kさんのこのカメラは、もともと写真家Kさんが使っていたカメラ。

カメラに装着されたストラップは写真家Kさんご自身が加工された革製。ストラップの両端はカシメ加工された上に革の端はキッチリ接着されているので、切らないと外れません。

そして、端は先端を斜めに薄く削ったうえで接着しているので、とてもスマートに処理されているのです。

そこまでしなくても、端が何かに引っ掛かってしまうことはまずないでしょうが、ここまでの丁寧な作業にビックリしてしまいました。

上の画像が見難かったり、文章では分かりづらかったりするかもしれないので、下手な絵ですが…これが一番分かりやすいような気もするので、絵を添えておきます。一緒に写っている革ストラップは、革に厚みがあるのに、端を斜めにせずにずいぶん段差が残ったままの既製品です。

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