★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
一昨日のFacebookページに、オリンパスOM-1のブラックが4台あって、うち3台は後塗りブラック...という書き込みをしましたが、あれはどうやら誤りだったことに自分で気付きました…。
初期のブラックボディはブラック塗装が剥げて見えてくるのは、真鍮色ではなくて銀色なんだそうです。
そう言われても、疑いを即却下するわけにもいかず…。
さらに確認すると~3台とも初期のOM-1の特徴である、ファインダーの接眼部のガラス面が奥まっていないタイプでしたし、製造番号も6桁しかありませんでした(ちなみに剥げた部分の色が真鍮色っぽいもう1台は7桁)。
ということで、この3台は初期のオリジナルブラックボディである可能性が高いのかと。
レンズメーカーΣ(シグマ)製のレンズリヤキャップです。
何マウントなのかな?と思ってよく見ると、「RTS」と記されていました。
ということは、コンタックスRTSのことを指していると思われ、ヤシカコンタックスマウントのリヤキャップなのでしょう。
しかし、このマウントを一般的にRTSマウントとは言いませんよね...。
で、どうでも良いようなことを考え始めました。
そもそも、いま現在ヤシカコンタックスマウントと呼ばれているマウントを最初に採用したのはコンタックスRTS(ヤシカ製)で1975年に発売されました。
ここから続くコンタックス一眼レフシリーズ、次のモデルが出たのは4年後の1979年に139 Quartz。
でも、それより前の1977年に同じマウントでヤシカFRが登場しています。
この流れからすると、このキャップは1975年から2年間くらいに作られたものであれば「RTS」と記されていても、同じマウントのカメラが他にないのだから、ヨシと言えますが、実際のところはどうなんでしょう。
検品中に気付いた、マジック案件。
ニコマートのレンズマウント直近の内側あたり(画像の黄矢印あたり)に、黒いマジックで塗ったような形跡を幾つか発見しました。
黒く塗装された金属部分などに黒マジックで線を引いたりすると、黒マジックって少し青っぽくなるんですよね。
なので、弱いアルコール系のものを布に染み込ませて拭ってみたら、マジックで塗った部分が落とせました(画像は落とした後に撮ったもの)。
何でこんな所を塗ったのか?不思議だったのもあって拭い落したら、地の塗装が剥げたり傷ついたりはしていなくて、どうやらカビなのかな?白くなった箇所を黒マジックで塗り潰していた模様。塗っていない部分で白く残っているところがあったので、多分そうでしょう。
何処で誰が塗ったのか?分かりませんが、以前にレンズフードでマジック塗られたものを発見した時にも書いたように、傷を隠したり誤魔化したりするために、うちの店(ってことは私)が塗ったと思われるのはとても嫌なのです。なので、こういうの見つけたら極力落とすようにしています。
いろいろあって中古品。不具合あるものをプロが修理をして、その分を高く売るのもアリ。現状の値付けをして売るのが我楽多屋。
でも、素人修理なのに高く上乗せしたり誤魔化したりするのは、店を構えている以上は避けなければいけない点だと思っています。
★Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!
家から店へ持って行こうと思うものがあったので、ついでに似たような状況のものを探していたら、カメラ柄の袋に入ったカメラ「オリンパス 35DC」が出て来ました。
フィルムを入れたままのような気がしたので、巻戻しクランクを回そうとしたら~抵抗感あり。フィルムカウンターは「14」あたりを指しています。
このカメラ、どのくらい放置していたのか…正確な記憶が無いので…。ちょっと過去ログを検索してみて判明!今年の正月でした。その時、距離計の二重像が不動だったらしいけど、今は動いている(^^)自然治癒か?寒くないからか?
実は先月末にフィルムを1本入手して「どれにフィルム入れようか?」などと言ってましたが、まだあのフィルムもカメラに入れてません…。
撮影途中のこのオリンパス 35DCのフィルムを撮り切る方が先だな。
★Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!
先週紹介した澤村徹さんのAIアート展「くじらUFO」へ行って来ました。
澤村さんご自身が「僕の展示のなかでもひときわ異質。スマホをかまえて『Scan,Tap,Enjoy!』3ステップで楽しんでいただきます。冗談じゃないですガチ」と言われてます。
それゆえに大切なのは「スマホとイヤホンの持参」です。
私は事前情報をちゃんと入手していたので、普段はあまり携帯していないイヤホンを忘れずに持って行きました。そして、まさにScan,Tapから~しばし没入(Enjoy)しました。
今回の展示内容は、1つの歌詞から100通りの曲をAIに作成させて、100曲分のトレーディングカードもAIで作成。カード内にあるQRコードを読み取ると、その楽曲を聴ける!という仕組みになっています。
トレーディングカードと一緒に展示されているアートワークはカードに描かれているメインイラストをさらにAIで変換したものだそうで、その差を見比べるのも興味深いです。その変換(生成→劣化→再生成)については会場で澤村さんご本人から詳しく聞いてください。私は誤った説明をしてしまいそうなので。
今回、私が没入してしまったのはトレーディングカードのイラストから、自分が勝手にイメージした曲調と実際にイヤホンで聴く曲調がイメージ通りだったり違ったり、違っても聴いていくうちに自分のイメージが勝手過ぎたことに気付けたり...などなど体験する楽しみでした。
そして、さらなる楽しみは来年早々に我楽多屋の隣りのGallery463にて、澤村さんの作品展を行なうことが既に決まっています。その時がどんな展示になるのやら?
★明日10月17日(金)、我楽多屋は都合により開店時間は15時くらいを予定しています。もう少し早く開けられる時はFacebookページでお知らせします。
★なお、Gallery463は通常通り12時にオープンします。
以前に「万置き」で話題にさせていただいたお客さんが、先日ご来店時にジャンクカメラを1台お買い上げくださいました。
そして、お会計後に「これを置いて行きますので~」と後出しをされたのが画像の「ミノルタ X-1」。
このお客さんには何度か「先に出してもらえれば、物々交換とかちょい下取りとか対応出来るのに~」とお話したんですけどね…。
お客さんの方では、前にも書いていますが「自分で分解や組み上げを行なったものの中で、これは交換に値するとかしないとか線引きもあるんでしょうね」
で、今回の後出しのミノルタX-1、当然にジャンク品です。だって、まともならちゃんと値付け出来ますからね。
「そして、もしこれを欲しいという人がいらしたら~追加のチャレンジングセットということで」と言って、カバンから出されたのが、これ。
バラバラになったX-1の約2台分のパーツと、サービスマニュアル(英文)。
これら全部まとめて欲しい人、ご来店早い者勝ちです!
勘違いなきように、さすがにタダで差し上げるわけではありませんけど割安に。そして、頂いたお代から~このお客さんが次回ご来店時に何らかの形でお返し出来るように思っていますので、よろしくお願い致します。
★Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!
★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
上の画像は手作りのビューファインダー2個。
これを持って来た人(このファインダーの作成者ではない)が「売り物になるかな?」という感じだったので、見え具合や細かい画角のことは気にせず…極端な言い方をすれば見た目だけのアクセサリーくらいの感覚でボディに付ける人も居るから、「値段次第で売れますよ~」と言った瞬間。
店内に居合わせたお客さんが「こんな風にね」と出したカメラが下の画像。
まさに~!!でした。
装着レンズの画角は15mmですが、装着されたユニバーサルファインダーの広角寄りは35mmまで...。
このお客さん「まぁ、構図の中心くらいは分かるし...」と。
★Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!
見た目アジア系の若人に、店へ入って来るなり「英語➜日本語」で変換されたスマホの翻訳アプリの画面を差し出されました。
そこには「カメラを落としてしまって外れなくなったフィルターを外すのを手伝ってください」と記されていました。
レンズフィルターの1ヶ所が、かなり陥没している状態でした。
キヤノンEOSのデジタル一眼に、普及版の標準ズームが装着されているのでレンズのフィルター取り付けネジ部が華奢であり、気を付けないとそっちも割ってしまいそうで危険な感じの作業になります。
まずはフィルターレンチ、そして滑り止め付きの手袋で、フィルターを回そうと試みるもやはりダメ。
オレンジ色の取っ手のラジオペンチや青い取っ手のプライヤーでつまんで回そうとしたり、枠を少し変形させながら回すのも覚悟で試みるもダメ。
ついに、枠を切ってしまう方法のために黒い取っ手のミニカッターまで持ち出して、やっとのことでフィルター外すことが出来ました。
最初から既にフィルターガラスは無くなっていて、外そうとする際にレンズの前玉を傷つけてしまう恐れがあるので、工具をお貸ししてご自身でやってもらっていました。でも、見ていると不慣れな様子なので途中からは代わりに私もやりました。
自分個人や店の品物であれば、万が一レンズを傷つけたり・フィルター取り付けネジ部分を破損させたりしても自業自得ですが、他人の品物となるとドキドキですね…。
何とかレンズ側を損傷させることなく、フィルター枠自体を切ってしまって外すことが出来ました。
代わりの新しいフィルターを買ってもらおうかとも思いましたが、特に勧めることないでいると…とても感謝はしてもらいましたが、そのまま帰って行かれました。
まぁ、私も笑顔で送り出しましたけどね。