我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年6月17日 (月)

F-301とF-501

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ニコンから同時期に販売されていた2台、左がMF機のF-301で右がAF機のF-501であることは当然のように認識していましたが、こうして2台を並べて比較してみようと思うことは今までありませんでした。

ちょうど今、2台揃っているのでやってみて気付いたこと。外観上、AFに関する操作系や接点の有無以外は本当に大差無しでした。

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僅かに高さが違うのは、底蓋を外して装填する乾電池の差。デフォルトでF-301は単4電池4本、F-501は単3電池4本なので、底蓋の厚みが僅かに違って、その差が高さの差。

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F-501の方は取扱説明書が有ったので確認したら、単4電池ホルダー(底蓋もセット)も別売りとして載っていました。その逆も物理的には可能なようですが、その場合は底蓋と画像の中で外して手で持っている部分が必要になるので、メーカーとしてどういう扱いだったのかは不明です。

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また、背蓋は完全に互換性があるようで、別売りのデータバックMF-19は共用。

この2台の関係性で興味深いのは発売時期。F-301の発売は1985年9月で、F-501は1986年4月なのです。AF機として開発されたF-501からAF機能を省いたのがF-301であれば、同時発売かMF機のF-301が少し遅れて~が自然な気がするんですけど、逆なんです。

だからと言って、F-301ありきで~そこにAF機能を追加したのがF-501と捉えるのは、両カメラのデザインや時代背景を考えると無理があります。そこらへんについてウィキペディアには「オートフォーカスに対する市場動向を探る過程で先行導入された」なんて書かれていましたが、ミノルタα-7000が1985年2月に発売されて大ヒットするあたりとの因果が相当に影響してそうですよね。

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