実は動いてお客さん大喜び
先週、FacebookページにニコンF100の画像をアップしました。
コメントには「動くなら手元に置いておきたいカメラなんだけども、液晶にERR表示の不動品。F100だからって流石に100円ってわけにはいかないかな…」と。
すると、常連さんOさんから「ボディ底のバッテリーグリップ用の端子カバー(ゴム)が付いていれば欲しいです」との連絡がありました。
下の画像で「Nikon」の文字がある小さなゴムのこと。
Oさんはこのゴムが欲しいらしく(お手持ちのF100はこのゴムが欠品)、不動品でも構わない~とのこと。その後すぐに、走ってご来店お買い上げくださいました。
そして、数日後のご来店時には「この前のF100、良かったです。ありがとうございます」と。
なんと!あの個体。通常のバッテリーホルダーでは不動でしたが、バッテリーグリップ(いわゆる2階建て式の)を付けたら、動いたそうなのです。
何で?と思ったのですが、こういうことでした。ボディの下部に追加するタイプのバッテリーグリップには、そこへ装填した電池からボディへ電気を供給するのに、本来の電池室に差し込んだ部分の接点から行なうものと、別の場所にある接点からボディへ供給するものの二通りあるのでした。
今まで特に気にしたことなかったので、前者がほとんどというか…全部前者だと思ってたくらいです。実際に私物として手元にあるニコンD200(下の画像はD200用のバッテリーグリップ)とF80、テスト用として店にあるキヤノン30D、どれもその方法です。
しかしながらF100の場合、バッテリーグリップの形状は前者と同様にボディの電池室に差し込む形状になっているものの、電気の供給はバッテリーグリップの平らな上面にある接点と、通常はゴムのカバーで隠されているボディ底面の接点で行なっているのです。
で、今回の個体はボディの電池室周辺にトラブルがあるのだけども、底面からの通電には問題が無くて動いている~ということのようです。
Oさん的には、既に所有されているF100の接点カバーが欲しいだけだったのに、バッテリーグリップを使えば使用可の予備機が出来てしまった!というわけで、かなり喜ばれていらっしゃるのでした。
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