ケンコーとトキナー
ケンコーとトキナーは今でこそ、ケンコー・トキナーという社名ですが元々は別々の会社でした。
ケンコーは1957年に設立された写真用品メーカーでレンズフィルターなどで有名。後に系列に光学機器製造の会社も併せ持つようにもなります。トキナーは1950年に設立された光学機器メーカー。サードパーティーレンズメーカーとしての地位を確立していきます。
トキナー側の歴史で見ていくと、1990年代早々に資本増強のためHOYAの支援を仰ぐ~とあります。1994年にはケンコーの100%子会社となって、トキナーレンズの営業販売をケンコーが行うようになります。そして、2011年にケンコーとトキナーが合併します。
大人の事情は分かりませんが、現在のケンコー・トキナーの社長さんはHOYAの創業社長の甥っ子さんなんだそうです。
で、今日の話題は画像のレンズとグリップ。
レンズはトキナーが1980年代前半に発売したモデルのAT-X300(300mm/F2.8)。かなり重量級のレンズですので、持ち運びには画像のようなグリップがあると便利なのです。こういう便利グッズは写真用品メーカーのケンコーが得意とするところです。店にある資料で調べたとこと、ケンコーとトキナーが合併する1997年のカタログに既にこの「アクションキャリー」は載っていました。
トキナーのレンズとケンコーのグリップ、当時はまさか会社が合併してしまう~などとは誰も思っていなかったかもしれませんね。
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