サン システム ズーム
キッカケはその見た目です。
シルバーとブラックが交互に配されたレンズ鏡胴のデザインが目を惹きました。焦点距離は60-135㎜、明るさはf3.5通しです。シッカリした内蔵式のフードを伸ばせますが、インナーズームなので焦点距離によってレンズ自体の全長は変わりません。
いつ頃の製品か分からないので悩んでいると、最初に手に取ったカメラ総合カタログ1970年版に、まさにこの型が載っていました。
そこにはこんなコピーがありました。
「サンシステムズームは格調高いシルバータッチのシャレたデザインで、自動絞り連動のマウント交換式です。デラックスムードをお好みの方に最適です。」と。
性能の方はズームレンズがまだ黎明期と呼べる頃と思うので、話題はデザインだけ~と思ったのですが、検索したらある個人様のサイトに「お宝レンズ」などという呼び方をされていました。
時代なりの歪曲収差はあるもののボケがキレイだし、中心部は凄くシャープだとか。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。