我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年10月 7日 (月)

MEIKAIFLEX

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戦後、ボルタ判フィルムを使うカメラが流行った頃がありました。

と言っても、おもちゃカメラに毛が生えた程度の微妙な質のカメラが多かったのも事実です。

その中でも2眼タイプは珍しい存在と思います。この「MEIKAIFLEX」もローライなどの二眼レフを意識したようなデザインをしていて、トイ感が否めません。

何故かと言うと、フロントの化粧板のテイクレンズ両サイドにノブみたいなのがあって、共に弧を描いた黒い線上にあるので、ノブを動かしてシャッタースピードと絞りを調整出来るのかと思いきや、どちらもダミー。ノブらしきものはもしかしたら、留め金かもしれず貼り付いてます。

まぁ、よく見れば~シャッタースピードはビューレンズの斜め上に3段階切り替えでレバーがあるし、絞りはビューレンズの真下に同じく3段階調整できるようにレバーがありますからね。

そんな具合なのに「COMPLETE」なんて表記していて、何が完全なのか?ってツッコミを入れたくなります。

この「COMPLETE」もコンパ―シャッターの「COMPUR」をモジったものでしょう。

そして、最後に某資料を見てビックリ!このカメラは木製ボディだと書かれていました。ちょっと見ただけでは、背蓋を開けたりしても分かりませんでした。

1948年に東郷堂から出たカメラです。

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