我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 明日はがらくた市 | メイン | 能ある鷹は爪を隠す!? »

2019年2月22日 (金)

トリガーレバー機の底ケース

52558946_2533801279995525_228319580

底面にあるトリガーレバーでフィルム巻上げを行なうカメラにとって、底ケースは厄介なものになりがちです。

完全に底面にレバーがあって、巻上げ操作で前方にせり出してきたりしない~キヤノンVTみたいなタイプであれば、底ケースはレバーの動きに沿って穴を開けるだけでOKです。

Dscf3619_1280x960

しかし、レバー自体が少し前にせり出していたり、巻上げ操作自体がボディの前後幅から飛び出すような構造だと、底ケースの装着が危うくなります。

それなのに、その危うさを解決している底ケースが「リコー・オート35V」のケースです。

52602418_2533801323328854_894161258

リコー・オート35Vのトリガーレバーはもともとボディの前後幅より前寄りにはみ出しているうえ、巻上げ操作もボディ前方に弧を描くような動作をします。

なので、画像のように、レバー自体や動作に干渉しないような形状で底ケースに切り欠きを入れているのですが、普通にこんな切り欠きを入れるとケース自体の強度が弱くなるうえ、形状崩れも起きやすくなってしまいます。

52658377_2533801426662177_890871905

でも、ケースの底面や左手が当たる部分の中に芯となる鉄板を入れ込むことで、その問題を解消しているようです。その分、ちょっとゴツめな造りになってますが。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFaceb0ookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。