ペトリ末期症状
もうかれこれ10年近くご来店くださっている、通称「ペトリさん」。その名の通り、独自にというか趣味でペトリのカメラを収集・研究されていらっしゃるお客さんです。
ペトリカメラの全盛時代は、日本のカメラ全盛期と言っても良いであろう50年ほど前のことですし、もともとが大衆機なので、現存する比率は高級機などに比べて低くなります。
よって、ペトリさんにしても最近は気になるものをGETする機会が減少しているようなのです。
が、先日ご来店いただいた時に「今日はお見せしたいものが数点あるんですけども…」と言いながら、カバンから取り出されたのが複数台のペトリ。
ただ、どれもペトリがカメラを販売していた晩年に近いモデルばかり。実はそうなると、製造は自社でしていないんですよね。コシナ製ペトリなんかが多い。
で、ペトリさん「こうなってくると、自分が何をしているのか分からなくなってきましたよ。ペトリじゃなくて、コシナを集め出しているみたいになって来ている…」と嘆かれていました。
これはもう、いろんな意味でペトリ病の末期症状ですね。
そして、さらに110カメラのズーム付きまでありました。
今回見せていただいたカメラは、この1ヶ月くらいの間にリサイクル系のお店などで発掘されたものだそうです。
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