Fotochrome
この「Fotochrome(フォトクローム)」が幻のカメラと呼ばれる所以は、実際に販売されなかった経緯があるから。
1965年、アメリカのフォトクローム社の依頼で日本のペトリが製造したカメラです。
印画紙入りの専用カートリッジを使用するインスタントカメラでしたが、何らかの事情で販売されることはなく500台程が日本に戻って来て、フォーマットが6×9だったことから、そのうち百数十台がブローニーフィルムを使えるように改造されたのだそうですが、ここにあるのは未改造品で、このままでは使いようが無いカメラです…。
形状が独特なこともあって、我楽多屋の天井に吊るしてあるディスプレイの中の1台にもあります。
昨日16日から、そのフォトクロームで撮った写真で展示される写真展が始まっております。11名によるグループ展で、そのメンバーの中には我楽多屋のお客さんのお名前も数名発見できました。
カメラ自体の改造の大変さなどもあるでしょうが、露出操作が自分で出来ないカメラなので撮影に苦労された作品もあるようです。
- 「フォトクロームカメラグループ写真展」
- 2017-11-16~26
- Gallery Cafe & Dark Room「PAPERPOOL」
- 目黒区祐天寺2-16-10 たちばなビル2階
- 営業日:木~日曜(営業時間要確認)
- http://paperpool.wixsite.com/paperpool
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