レンコン絞り
先日、お客さんが見せてくださったレンズ2本。
レンズの中を見ると、レンコン状の絞り板が見えました。厚みの違うマウントアダプターが付いていたこともあって、焦点距離の違うフジノンレンズ2本にレンコン絞りを入れた改造レンズかと、最初思いました。
が、それは私の頭がソフトフォーカス化されたボケボケ判断でした。
2本とも、最初からレンコン絞りが内蔵されている「フジノンSF 85mm/F4」だったのです。このかなり希少なレンズを、もう1本所有されているというからビックリ。
光学的な説明は難しくなってしまうのですが、レンコンの断面のような穴の開いた絞りを使うことで、光量調整と軟焦点の度合い調整を行なって、ソフトフォーカス効果を得るという仕組みです。
実は私、こういう細かい穴がブツブツと開いているモノが生理的に受け付けないのですが、ブログネタに困っていたタイミングだったので、「これはネタに使える~!」と思って、お客さんにお願いして、これで撮った画像データまで借用させていただくことにしました。
本来ならあまり直視できないボツボツと穴が開いた様を撮るために、レンズの中をアップで撮影する~なんて行為まで出来た自分に少々ビックリもしました。
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