マミヤ・プリズマート
古いカメラ誌を見ていて、手が止まりました。マミヤの見たことない一眼レフが載っていたのです。
その名は「マミヤ・プリズマート」。発売日未定とありながらも、他社と比べて早い時期から一眼レフの試作がされていると噂があったマミヤから、いよいよ市販モデルが出る~的な内容が記されています。
マミヤの一眼レフはレンズマウントを度々変更しているという切り口で、このブログでも話題にしたことがありました。でも、その時の記憶にこのカメラは無いのです。改めて過去の記事を見てみると、最初の一眼レフは「プリズマットNP」(1961年発売)ということになっています。見た目も全然違うし。
で、他のカメラ誌をチェックしてみたり、ネット検索してみた結果。「プリズマート」と「プリズマットNP」は見た目の違いだけでなくて、別物のようです。
ある情報によると、プリズマートは輸出だけだったという内容でした。
今回最初に見たカメラ誌は、プリズマートが発売されたという1959年に日本で発行されたもの。国内では発表だけされて発売に至らなかったのかもしれませんね。
しかし、このプリズマートの名板付近のデザインが洒落ていると思いませんか!
特に意識していたわけではないのですが、先日の京都行で見に行こうと決めていた三条通りのダマシンカンパニーの外壁。明かり採り窓にもなっている3連アーチの部分に、なんとなくプリズマートのペンタカバーや名板部分が似ているような気がします。
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