クランク巻き戻し
ニコンAFフィルム一眼レフのフラッグシップ機は、フィルム巻上げ・巻き戻しがモーターによる自動送りになっているにも関わらず、巻き戻しについてはクランクも装備されていて、手動でも巻き戻しが出来るようになっています。
F4・F5・F6がその機種に該当します。
その理由は、「プロユースを意識したうえでのことだ」と聞いたことがあります。
巻き戻す際のバッテリー消耗を軽減出来るとか、電池が無くなっても巻き戻せるとか、フィルム装填後にクランクで送りを確認出来るとか、ベロを残して巻き戻せるとか、、、その理由はいくつか挙げられますが、根本は「万が一カメラが壊れた場合」でも、フィルムの巻き戻しが出来て撮影済みのフィルムを守れる。
そこに行きつくようです。ニコンさんらしい「こだわり」と思います。
さて、そんなこだわりもフラッグシップ機を除くと、このF-501と、そのMF版ともいえるF-301以外には搭載されていません。
そこで考えてしまうのは、何でこの2機種には搭載されたのか~?という点。
以後の機種はプロがサブ機として使うことも想定されているであろう、F90やF100あたりにも搭載されていません。
ということは、最初期のF-501、F-301の時代には上記の理由以外に、性能的な問題(電池の消耗が激しいとか!?モーター音が大きいとか!?及び信頼性)や、ユーザーの顔色うかがい~とか別の理由もあったような気がしてきます。考え過ぎかな・・・。
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