我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年9月21日 (土)

AOCOマーク

Z2751 
アサヒペンタックスのAOCOマークをご存知でしょうか?

かつては、多くのカメラボディに刻印されていたのだけど、いつのまにか無くなってしまいました。

その由来は、社名「旭光学」の英文字表記「Asahi Optical Co.」です。

ちょっと面倒な説明になりますけども。。。よかったら読んでください。

1950年代前半に登場した国産初の一眼レフ「アサヒフレックス」は、すべての機種に大きめなAOCOマークが刻印されています。黒ペイントもされて。

続いて登場する、APやKを含むSPに代表される「Sシリーズ」。シルバーボディのペンタ部には、AOCOマークが刻印されていて、ASAHI PENTAXの文字と一緒に黒ペイントもされています。ただ、何故かブラックボディのAOCOマークは刻印のみで、ASAHI PENTAXの文字のような白ペイントは省かれていました。上の画像を参照してください。

次のシリーズ(1970年代半ば)、K2などの「Kシリーズ」では、シルバーボディのAOCOマークにもペイントがされなくなります。

続いて、「Mシリーズ」。シリーズ初期のME、MXでは、ASAHIの文字にもAOCOマークとともに、ペイントがされなくなります。そして、MV-1、ME Superで、ついに、AOCOマーク、ASAHIの文字が省かれて、「PENTAX」のみになってしまいます。それが1979年頃のこと。

当時の社名はまだ「旭光学」だったわけで(後に社名自体がペンタックスに変わる)、AOCOマークは早々に葬られたことになりますね。

ただ、このようにAOCOマークを少しずつフェードアウトさせていく方法に、何か意図的なものがあったのかどうかは不明です。

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