軍艦部
我々カメラ業者やカメラマニアなら、何の気なしに使っているであろう「軍艦部」という言葉。
カメラ初心者や若い人には通じていないのかも。。。と思ったりして、念のため調べてみました。
日本カメラ社発行の「写真用語辞典」によると、まず書き出しでビックリ! 「昔のカメラ用語で~」で始まりました。「昔」ですって!
さらに説明はこう続いて、「カメラ上部のファインダーカバー部分を指す。最近のカメラは上面が比較的平らだが、以前のものは上部に段が付いていたり、大きなフィルム巻き上げノブ、巻き戻しノブ、埋め込み式でないアクセサリーシューなど配列されていて、一見、軍艦の甲板構造に似ていたため~」とありました。
この辞典の発行自体が1991年。その時点で「昔」呼ばわりされてました。。。
もともと、ニコンSPのファインダー窓の左下方が、レンズマウントに沿ってアーチを描いているのを美しいな~と思いながら眺めている時に、おいおい~!って感じで、ニコンSPの軍艦部がまさに軍艦の甲板のように厳めしいことに、今さら気付いてしまったわけです。
で、ライカM3と比べてみたところ、軍艦性では確実にSP優勢って感じです。