FMとFE
ニコンのマニュアルフォーカスフィルム一眼の実用中級機として、FMとFEがあります。写真学校生をはじめ、これらの機種に世話になった人も多いと思います。
1977年に登場したFMは、5年後にFM2に、そして、1984年にNewFM2へ進化し、FMシリーズとしては約20年に渡って製造されていました。(FEシリーズと統合された感のあるFM3Aは除く)
また、1978年に登場したFEは、5年後にFE2へと進化し、FEシリーズとしては10余年に渡って製造されました。
どちらのシリーズも、外観に関しては基本的にモデルチェンジはせず進化し、FM系は機械式シャッター搭載機、FE系は絞り優先AEが可能な電子シャッター搭載機でした。一般的に姉妹機と呼ばれ、ケースや裏蓋やアクセサリーなど共用出来るモノがほとんど。
よって、私は外観はまったく同じものと信じ込んでいましたが、実は、ペンタ部分のデザインが微妙に違うことに、先日初めて気づいてビックリしました。ニコンマニアや、実際に所有している人には、今さら何を言ってるの?と思われるかもしれませんが、私と同じような人も多いんじゃないかと思うんだけど、どうでしょう。
画像をご覧ください。左がFE、右がFM。「Nikon」の文字のすぐ上にプレスラインがあるのがFE。「Nikon」の文字の上にオデコみたいに少しスペースがあるのがFM。たったそれだけなんですが、差があるんです。
これ、暴露しちゃうと、カメラ屋であっても見てない部分って案外あるんだぁ~ってこと(恥)。