ネオブラック
無知とは恐ろしくも恥ずかしいものである。。。
この2~3日、非常に気になっているカメラがあります。それはミノルタハイマチックFのブラック、非常に程度が良く、気になって仕方ないのです。
大量にあった買取り依頼の中の一台で、一緒にあった高級機など中古市場で一般的に市場性のあるものは、業者へ転売したのですが、我楽多屋用に残ったこのカメラが気になって仕方ない~というのは、手放したくない感情なのです。
一番の理由は、そのブラック塗装。少し青みがかったような色合いで、軽いマットな仕上げ。パッと見た目、まるでライカCLかミノルタCLEみたいな雰囲気さえ漂っている。
さらに、ファインダーの状態も良く、同じく少し青みがかった感じでとてもクリア。写真を撮ってみよう!というその気にさせてくれるような感じ。
そんな感情をお伝えしたくてブログネタにしたのですが、ちょいとネットで検索してみたら「ネオブラック」という言葉が引っ掛かってきました。
ライカとミノルタが共同開発をしていた頃、双方のメーカーのブラックボディに施された塗装らしい。ライカの技術の影響で~という見解もあるようだけど、ミノルタ側が開発した~というのが正しいみたい。
その特徴はゆっくり擦れていき、汚いハゲ具合にならないという。まぁ、ハゲたブラック塗装から見える真鍮地がいい~という逆意見が多いのも事実ではありますが…。
で、ライカR4やCL・ミノルタXDやCLEのブラックが、そのネオブラック塗装。
ただ、このハイマチックだけがずいぶんと廉価版にもかかわらずなネオブラックなわけで、それがまた異様な魅力を発しているのかもしれません。
というわけで、無知ゆえに騒ぎだしたことだったのですが、こんな裏付けがあったのでした。