念写探偵
このブログの読者から、「面白い本がある」とお薦めメールが届きました。早速、購入して読んでみました。
講談社ノベルズ「念写探偵 加賀美鏡介」楠木誠一郎著(定価800円+税)という本です。
中古カメラ屋にまつわる殺人事件が発生し、不思議な才能を持つ主人公のカメラ屋店主が、殺人事件の謎解きをしていくという話です。
表紙の裏には著者の「デジタルカメラには、さほど感じることはありませんが、フィルムカメラ、それも、ライカを代表とする古い年代のカメラには、持ち主たちの「念」を感じることがあります~」とコメントもあります。
ストーリーの中に中古カメラ屋が数軒登場するのですが、その中にまさに「アローカメラじゃん!」というスタイルのお店が出てきたりします。何で?って、「買値を電卓で叩いて伏せ、客の希望額と合致したら。。。」という買取りシステムが紹介されているんですから!とても光栄なことです。
さらに、「気に入らない客には商品は売らず・・・」と。う~ん、、、ノーコメント(汗)。
それと、ストーリーを通じて中古カメラの転売について、その是非を論ずるような部分が出てきます。1~2年前はかなり目立っていた、ブローカーによる高級カメラの中国方面への流出についてですね。
また、ライカをメインに非常にマニアックな内容も語られていて、カメラ好きなら読んでいて飽きないかもしれません。
あんまり書いてしまって、ネタバレになってしまうといけないので。。。
実はお薦めいただいた読者から、私がどうコメントするのか期待されているのですが、、、期待されてしまうと非常に難しいですね(笑)。
転売については、我楽多屋で手頃な値段で売っているものを購入して、ネットオークションや他店で委託販売する・・・なんて手口もあるようで、それなら、聞かれなくてもコメントしちゃいますが、、、まぁ、それは今回の本の内容とは少し違うので、またの機会に。我楽多屋の店内には、それについてちょっとしたコメント書きは貼り出していますけど。