我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2008年6月12日 (木)

テレタクマー1000ミリ

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数日前の買取り品の中にあった巨大レンズです。アサヒペンタックスのM42スクリューマウント、テレタクマー1000ミリF8。その大きさは、全長70センチ余り・口径15センチほど。重さはどれほどだったかな・・・かなり重かったです。。。

画像の中で隣りに並んでいるレンズは、キヤノンEF300ミリF4IS(右側の一番奥)やキヤノンEF85ミリF1.2(右側の奥から3本目)など。どちらのレンズも個々に見れば十分に立派な体裁ですが、並べてしまうと大人と子供みたいな差ですね。

ちょうど、レンズにボディー(ペンタックスSP)が付いていたので・・・、その大きさからして、ボディーにレンズが付いているようには見えない(笑)。100ミリのレンズがどんなものか!?ファインダーを覗いてみようと思いたちました。ボディー付きの重いレンズをやっとのことで、店の入り口付近まで持って行き、ピントリングを無限大にして、店の外へ向けてファインダーを覗きこみました!が、何にも見えない。ん???キャップ外しているし、絞りも開いてる。改めてピントリングを良く見たら、無限大の手前の目盛りが「500m」と刻印されてる!

うちの店から目の前の大通りの反対側まで30メートルあるかないか。その後ろの方の建物までだって100メートル以内。500メートル先にピントを合わせるなんて作業は東京の街中じゃ不可能でしょう。そうこうしている内に仲間の業者がやってきて、早速商談に。ファインダーを覗いてピント合わせするどころか、最短が何メートルだったか確認することもせずに、ドナドナされていきました。

ところで、ペンタックスのレンズになぜ「タクマー」という名称があるかご存知ですか?

第二次世界大戦敗戦によって一度解散に至った旭光学を、戦後、再建したのが松本三郎社長。社長の叔父に当たる梶原琢磨という人が明治時代の著名な写真家であり、その叔父の名前「琢磨」に敬意を表して名付けたらしい。また、切磋琢磨から「琢磨されたレンズ」という意味合いも込められていたようです。