我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年11月 3日 (土)

文化の日に写真の話

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今週水曜木曜と2日連続で、有楽町ビックカメラの地下2階にあるセルフプリント機でスマートホンの中に保存されている、街中で撮った気に入った画像などをプリントして来ました。

作品撮りなどという大仰なつもりは全くなく撮ったスナップですが、自分で気に入ったものや、中にはSNSにアップして長徳先生にお褒めいただいたものもありますので、これは私にとっては貴重なデータです。

プリントして残しておこうと思ったからでした。

そうそう、今日は文化の日です。ちょっと真面目な話をしてみますと、このブログでは数年前から何度か話題にしていますが、写真のデジタル化で写真文化が消滅の危機にあるかも~って件。

フィルムで撮った写真の場合、故意に廃棄したり燃やしたりしてしまわない限り、原版のフィルムが消えてなくなることはまずないし、プリントして保存することも普通に行なっていると思います。

でも、デジタルカメラやスマートホンで撮った画像は、その本体やメモリーカードに残しているだけで、なかなか別途に保存したりプリントしている人って少ないと思うのです。

写真好きな人の場合は別途ハードディスクなどに保存していたり、有名な写真家さんや公的な画像などは何らかの形でシッカリ管理もされていることでしょう。でも、普通の人が日常の生活や家族の成長や思い出などを撮った画像は、かなりゾンザイに扱われていると思うのです、今の時代。

デジタルデータが実は危ういものであることをもっと意識しておかないと、いつの間にか消えてなくなってしまっているなんてことも十分にあり得るのです。過去の画像を取り戻すことは出来ませんから、一度消えてしまったら、それは悲劇。自分たちの過去の一部を失ってしまったと言っても過言ではない、これを私は「写真文化の消滅の危機」と名付けています。

そんなことを言っている私自身、そういう管理をほとんどしていなかったので、今回、スマホの中のデータをプリントして来たのでした。

 

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