我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年11月 8日 (木)

元祖!?写るんです

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富士フイルムの「写ルンです」といえば、レンズ付きフィルム(通称:使い捨てカメラ)の代名詞と言っても過言ではないほどに有名です。

最初のモデルは1986年に発売されました。ピント合わせや、シャッタースピードやレンズ絞りなどの露出操作を一切しないで、シャッターボタンを押すだけでキレイに撮れるのがウリでした。

デジタルカメラの時代になった今でも、依然として人気商品の一つであるようです。

しかし、その「写ルンです」の30年前、1956年の富士フイルムの広告に「写るんです」というフレーズが使われていたのが目に留まりました。

カメラは「フジカ35-EE」。

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そこには、「カメラを向け、シャッターボタンを押すだけ・・・めんどうな露光の計算は、正確な電気露出計が自動的に決定。だれでも、いつでも失敗なく鮮やかな写真がとれる〈EEカメラ〉です。」と謳われています。

写ルンですでは固定焦点とすることで不要になったピント合わせについて、この広告には書かれていませんが、フジカ35-EEの場合はピント合わせは必要になります。それに、露出についても全く何も触らなくていい~という訳では無いんですけどね...。

ただ、如何に簡単に写真を撮れるようにしようか~ってことは、この頃からずっとメーカーさんの課題の一つなんでしょうね。

 

★2018年11月10日(土)、我楽多屋は閉店時間を少し繰り上げて午後4時半に閉店させていただきますので、ご注意ください。よろしくお願い申し上げます。

 

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