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2018年1月18日 (木)

キエフ(Kiev)15 TTE

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ロシア製カメラの「キエフ」というと、ツァイス・イコンのレンジファインダー機をコピーしたモデルを思い浮かべる人も多いと思いますが、35ミリ判の一眼レフも作られています。

この「キエフ15 TEE」は、1965年に登場した専用マウントの一眼レフ機「キエフ10」の後継機で、1974年に登場しています。

キエフ10がペンタ部に付いたセレン式の外光露出計でシャッタースピード優先AEを可能にしていたのに対して、キエフ15はCds式のTTL露出計に改良されました。

また、ともに特徴的な金属製のロータリーシャッターを備えているのですが、この個体はシャッター不調により、背蓋を開けてシャッターを切ってみても音だけして開いているのが確認できませんでした…。

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壊れていても確認出来るのは、そのボディ。ゴツい外装デザインと大きさ・重さ。

もしや、このカメラ。35ミリ一眼レフ機の重さ番長なんじゃ?と思って、重そうなカメラを調べてみました。

まず思い付いたのは、ニコンF5で1210gでした。キヤノンEOS-1Vは945g、コンタックスAXが1080g。早速ですが、、、AF機はやはり重いのでAF機は除外します。

続いて、MF機。ニコンF2が720g、露出計内蔵のフォトミックファインダ―の中で一番重いS型を載せても890g、F3が715g。キヤノンはNewF-1は795g。ライカR8が890g。そして強敵と思われる、コンタレックスⅠ(通称ブルズアイ)は910gとのこと。

いよいよ、キエフ15ですよ~~。「902g」でした!惜しくもブルズアイの数グラム差で2位。

もっと重い35ミリ判一眼レフボディをうっかり忘れていたら、ゴメンナサイ。

 

ちなみに、先代機のキエフ10はこんなデザイン。キエフ15よりもセレンの受光部のお蔭で少し愛嬌ある表情になっているような気がします。

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