METER
昭和初期の中判蛇腹カメラにはいろんなブランドのカメラが存在しています。
同時期には二眼レフカメラも含めて「四畳半メーカー」とも呼ばれるくらい、小さなスペースでカメラを組み立てるような会社がたくさんあったそうです。
この「Orion Six RⅢ」もその1台と思われます。
このカメラを見て、気になったのが背面上部にある距離計ダイアルの周辺。
同じような場所にダイアルがあるカメラは時々ありますが、ダイアル周辺に表面が鏡面レベルにピカピカ処理されたた金属板が取り付けられて、そこに「METER」の文字とちょっと仰々しいくらいな距離指標がデザインされているのです。
無理矢理そう見てしまうのかもしれませんが、この取って付けた感が如何にも四畳半メーカー⁈的。
さらに勝手に想像してしまうのは、距離単位がm(メートル)の日本やヨーロッパ向けと、ft(フィート)のアメリカ向けで、 距離目盛が記されたダイヤル自体は別物を用意するとして、ボディ本体への刻印は無しにするため、「m」と「ft」はプレートを変えるだけで対応するようにしているのでは?ってこと。こんな所も小さなメーカーっぽい。
でも、4畳半メーカーがもそもそも輸出を前提に製造をしていたとは思えない…。
*このOrin Sixについて、私が調べ物をする時によく使用している朝日ソノラマ社発売の「国産カメラ図鑑」に載ってはいるものの、メーカーと発売年は不詳になっていました。
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