打刻忘れ、発見!
このカメラはオリンパス・ワイドEです。
巻戻しクランクの根元周囲に内蔵露出計用の読み取り数値が記されています。
赤い「8」の右側には、「11」「16」「22」、左側には「5.6」「4」「5」の数字が並んでいて、「5」?と思うわけです。
私は咄嗟に気付けずに、何々?と一瞬なりましたが、これ「3.5」であるべきものなのに、「3.」の打刻を忘れてしまってるんですよね…。
我ながらこんな部分によく気付いたなぁ~と思いましたが、気付けた理由はちゃんとあります。
- このカメラの動作チェックを始める際、だいたいこういう流れになります。装着されたズイコーレンズはほとんどの個体でくもっているので、まずそれを確認。この個体はくもりより、小傷の多さがきになりました。
- シャッターも低速が粘っている傾向にあるので、それを確認したらシャッターは問題なさそう。
- 続いて、露出計の針を見たらイイ感じに振れているので、明るめなところと暗めなところで精度を確認するところまで進んだのです。この時点で針が振れていなかったら、精度確認することもないので、露出計の読み取り数値をまともに見ることはなくて、打刻忘れに気付かなかったはずなのです。
というわけで、普段はこのカメラが出て来ても、3.のチェックまで進まないことの方が多いんですね。
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