我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年9月26日 (火)

記されてて良かった

バルナックライカのボディ上面には、「Leica」とブランド名は刻印されていますがカメラの型を特定する名称は記されていません。

何故か、コピーライカと呼なれるカメラの多くでも同様なパターンが案外と多いのです。例えば、キヤノンの場合も4Sbまで全く同様です。

型名が記されていないボディを見て、何型かを判別する作業って...カメラ屋として知識や経験を問われているようで嫌なんですよね…(・_・;)

なので、少し前にFacebookページにアップしたニッカ3-Fや、

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今日のヤシカYEも型名を記してくれているので、ホッとします。

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ちなみに、ニッカは後にヤシカの子会社化されるので、ヤシカのコピーライカはニッカとほぼ同じと考えても間違いありません。

 

さらに今回、「コピーライカ」の定義というか~どの範疇までコピーとするのか!?みたいなことがちょっと気になったので調べていたら、日本カメラ博物館発行の「世界のライカ型カメラー小型精密カメラの進化と発展-」という本に以下のような記述がありました。

1.細部にいたるまで「ライカ」に準じて製造され、ライカと刻印が異なるだけといえるもの。

例:フェド、ゾルキー、ニッカの初期など

2.「脱ライカ」を目指したもの。

a.外観はたいへんよく似ているが、使い勝手を改良したもの。

例:ニッカ3-F レバー巻上型など

b.ライカと共通のマウントを持つが、外観等が異なるもの。

例:キヤノンの一部(VTなど)のレンズ交換式距離計連動カメラ 

c.基本構造は異なるが、外観がライカを意識して製造されたもの。

例:アイレスⅢC、パックス、ルックなど 

d.機構部分は似ているが、外観・レンズマウントが異なるもの。

例:オペマ、ニコンなど 

e.機構やレンズマウント等は異なるが、同じ分類に属するもの。

例:コンタックスなど