捨て子カメラ
第2火曜・水曜の連休明けとなる木曜日の朝に店へ来ると、お隣り買取りのアローカメラ買取職人が「店に来たら、扉の前にこれが置かれていた」と言って、オリンパストリップ35を持って来ました。
かなり劣化したケース、空いたファスナーの隙間から見えるボディはかなり汚れ、ストラップ金具は錆びているように見えました。
不要なカメラを持って来た人が、店休日だったので置いて行ったのだと思います。長年買取りをやっていると、何度かこういうことがあります。
何のメモ書きも無くそのまま置いて行かれるということは、普通に考えて買取代金は望んでいないのだろうと思います。さすがに、中古市場で市場性があって買取価格をシッカリと付けられるようなカメラが置き去りにされていたことはありませんけどね。
今回のように単品で値が付けにくいようなものでも、念のため数日間は連絡などあるかもしれないので、そのまま置いておくようにはしています。
そこで、今回のオリンパストリップ35。買取りアローカメラの扉の前にあったものを買取職人が我楽多屋の方へ持って来たので、そのまま丸2日間は私のところで預かっていました。
そして、いよいよケースから出してみるとカメラはかなり汚れていて、片側のストラップアイレット部分が大きく凹んでいました。でも、いちおう動きました。明るさに反応して露出も変わっています。磨いたら、かなり綺麗になりました。ストラップアイレットの凹みが気になったので、テストフィルムを入れて送り巻き戻しの確認をしたところ、これもOK。
このカメラを置いて行かれた人、もう壊れていると思って置いて行かれたのなら、まだ使えそうですよ。万が一「やっぱり使おう!」ってことであればご返却しますので、至急ご連絡ください。
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