レンズケースの話
国産ではかつてニコンのレンズにありましたし、舶来ではライカやハッセルブラッドのレンズでも見かける、プラスティック製のレンズケース。ツッコミを入れられないように言っておくと、上記以外のメーカーでも無いわけではありません。上の画像はハッセルブラッド、ニコン、キヤノン。
この手のプラスティックケースのほぼすべてが底側にネジ切りやバヨネット加工がされていて、レンズを固定出来るようになっています。そして、透明の上カバーをネジ込むようになっています。
が、このゼンザブロニカ製のケースには、底側にネジ切りやバヨネット加工がされていないのです。
通常のリアキャップを付けた状態で、ちょうど収まるような溝があるだけ。そこにレンズを置いて上カバーをネジ込むと、現状ではフィルターの厚みがあるので、上カバーがフィルターに当たってレンズ自体を押さえつけるような感じになって、ガタつくことはありません。
ただ、上カバーを開ける時にニコンやライカ、ハッセルブラッドのケースのように底側にレンズが固定されているものと思い込んでケースを傾けながら上カバーを回したりすると、ある時点でガタッとレンズが動いて、下手に慌てるとレンズを落としたりしかねません…。気を付けましょう。
このレンズとケースを持ち込まれた方も、お買い上げいただいた方も、どちらの方も「何でこんな作りしてんだろうね、訳わかんないね…」と言われてました(>_<)