ジャンク品というものは
今日の話題、店側が発するといい加減な…無責任な…言われてしまう可能性がありますが恐れずに事実をお話します。
少し前のことになりますが、物々交換で持ち込まれた品物の中にレチナIIa(#016)がありました。持ち込まれたお客さん曰く「買った時から、どうもピントが合わないんですよね…調整を試みたりしたんですが…」とジャンク品であることを自己申告してくださいました。
外観など程度はかなり良いうえ、シャッターも動作、レンズもちょっと見で綺麗なんです。でも、ピントが合わない…という事実を値札に書き込み、ジャンク品として我楽多屋に並べました。
常連さんの一人が、レンズにヘリオゴンが付いていることをポイントにお買い上げくださいました。
私からは原因の詳細は分からないけども前オーナーからのお話で、調整しようとした経緯もあるうえでピントが来ないこと、部品取り用や飾りとしての覚悟もされた上でのお買い上げを案内しました。
後日、常連さんから報告がありました。なんと、あの個体…レンズの後群はヘリオゴンじゃなくて通常のクセノンのものらしい…と。
ジャンクとして販売したとはいえ、流石に怒られるか⁉︎返品を希望されるのか⁉︎と思いきや、#016前期型でシンクロコンパーシャッター付きは珍しいので、今度はボディが逝かれたクセノン付きのジャンクを探します!と前向きに捉えてくださっていました。
しかし、今回の個体。何処かでニコイチにされたものなんでしょうが、それがもしかしたら悪意を持ってやられたものなのか…今から事実の解明は難しいです。
ジャンク買いにはこういうパターンも想定されるので、お客さんに知識や目利きが必要になること、または割り切りや大らかさが必要になることを改めて認識した次第です。
我楽多屋が事前に整備や分解点検をしない現状売りが原則の店だからといって、無責任なことばかり言えませんので、動作や状態チェック時になるべく厳しい目で見ることで、怪しい可能性がある品物は出来るだけ見極められるように努力をしております。
★緊急事態宣言が発令されておりますが、現在のところ通常通りの営業を続ける予定です。感染拡大防止対策を施されてのご来店をお待ちしております。入店時の手指の消毒、マスク装着もお願い致します。
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