巻き上げレバー型サムレスト
先日、澤村徹さんに見せてもらったライカM10用「巻き上げレバー型サムレスト」の出来栄えが素晴らしいものでした。
何も言われないと、普通に巻き上げレバーのあるフィルムライカなのか!?とか、始めからサムレストが付いているM10Dなのか!?と思ってしまうくらいです。
しかし、よく見るとアクセサリシューに挿して固定されたサムレストであることが分かります。それなのに、巻き上げレバー(またはM10Dのサムレスト)のように、収納状態から指を掛けられる状態まで可動します。
そして、何が素晴らしいって、まず、デザイン。冒頭でも触れていますが、見間違うほどに後付け感が無くてボディに実に馴染んでいるのです。そして、塗装。M10ボディのブラックとの差が分からないくらいの色と質感なのです。最後に可動部の質感も安っぽさが感じられないのです。
澤村さん曰く「可動部の質感はもう少し良くなると思いますよ」とのこと。
実はこれ、昨秋創刊した「Cameraholics」(ホビージャパン発行)の中で紹介されていた、近々発売される巻き上げレバー型サムレストの試作品なのです。
ハンガリーの金属加工工場で削り出されて、オーストリア・ウィーンの老舗メッキ工場で仕上げが行なわれているそうです。
おおよその予想価格を聞いて...それにはちょっとビックリしましたが、この質を考えればもっともな値段であろうと納得しました。
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