パリから荒木町、30年。
買取名人、いや買取職人か...が昼食で留守の時にあった買取り依頼。
品物はミノックス35GT-Eが1台でした。
動作チェックをしようと電池を装填しながら、「問題なく動いても買取り値は〇〇くらいですけど...」とお伝えすると、お客さんのお父様の持ち物らしく、「今、老舗のカメラ屋さんに来ているんだけど、正常動作しても〇〇らしい」と、携帯電話で確認をされていらっしゃいました。
電池を一度装填した後に改めて接点を磨いたりしても、通電している様子はあるもののシャッターが切れず。外付けストロボには液漏れ跡。
「故障しているみたいですね。それでも部品取りなど何らかの目的で利用できるので□□でいただきます」と言うと、ご納得いただけました。
程度も良く、化粧箱なども付いているのに残念。
一緒にあった保証書を見ると、1989/9/22にフランスで購入されたもののようです。
30年後にこうして、ジャンク品になりながらも日本の老舗(と言っていただいた)のカメラ屋にやって来たって感慨深いものです。
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