我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年10月 4日 (日)

カメラ屋だぜ!

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うちの店、カメラ修理は原則受付ておりません。それは自分とこで修理する技術がないのと、買取りのアローカメラで買取らせていただいた品物は現状で必要とされている業者へ転売しますし、我楽多屋に並ぶものは、壊れていたって現状売りが基本、そういう店なので~。

ただ、お友達関係!?にある修理屋さんはいるので個別で対応させていただくこともあります。

少し前に、「家にあるカメラが壊れているみたいなんですけど、修理できますか?」と相談を受けました。どこが壊れているのか?伺うと。そのカメラはフィルムカメラで、使い方自体もイマイチ分かっていない~というので、「今度取りあえず持って来て見せてください~」とお答えしました。

それから、半月?1ヶ月?正直、ちょっと忘れてしまっていたのですが、その方が再びご来店されました。

ご持参のカメラは、ヤシカFR-1。(上の画像はイメージ画像でFR-1ではありません)

あぁ~多分電子シャッターが逝かれちゃってんだろうなぁと思いながら、電池を入れて動作確認したらシャッター反応している。「大丈夫そうですよ」というと、「フィルムが進まないような~」と言われる。

そうかそうか、そこまで見ていない…。テストフィルムを入れてチェックすると、ちゃんとフィルム送られてる。「装填が悪かったのでは~?」と。

「とりあえず、フィルム1本試しに撮ってみてください。多分、大丈夫です!」と。だって、レンズは綺麗なヤシノン50㎜/F1.4が付いてるのです。いい写真を撮ってもらいたい。

ただ、ピント合わせないといけないし、絞りも決めないといけない。幸い動作OKなので、絞り優先で撮れることを簡単にお話しして。

でも、絞りの選択が不適正だったり、手ぶれ、ピンボケなどが原因なのに、テスト撮影の結果をカメラ不良~と判断されても勿体ないので、「結果が気になったらもう一度、その写真やフィルムと一緒に持って来て下さい」と補足。あと、光線漏れもは撮ってみないと分かりませんしね。。。

もし修理が必要であれば、また改めてご指南も出来ると思うので~と。

最後にその方、「お代は?」と。いやいや、こんなことでお金をいただくわけにはいきません。大丈夫です。「お時間取らせてしまったのにすみません」とも。。。いえいえ。

これぞカメラ屋さんの仕事だなぁ~と思いながら、自己満足な二代目でした。

フィルム世代ではない人に、こういうことするのは、これからのカメラ屋さんの大切なサービスだと思いますから。

*後から気付いたのですが、FR-1ってフィルムカウンターの故障が多いみたいですね。フィルムが進まない…というのはそれのことを言われていたのか...。でも、巻き戻しクランクが、巻上げ時に回転しているので送られている~という説明はしたので大丈夫かな。 

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。