東京ペンタ会とか
アサヒペンタックスSP、その製造台数は180万台近くともいわれている国産一眼レフカメラでは屈指のベストセラー機です。
発売されたのは1964年。大卒初任給が23,000円の当時に、52,000円(50/1.4付)もしていましたが、他のカメラがもっと高価な時代ですから、それでも手頃な大衆機として大ヒットしたのです。
でも、大衆機として大ヒットしたがゆえに、現在は残念ながら市場性が乏しいのです。
また、シンプルなカメラなのでまだまだ現役で活躍できる個体も多く、発売から50年が経過した今でも中古市場にはたくさん現存しています。
なのに、画像の元箱が残っているパターンは非常に珍しく。今回、たくさんの人にビックリしてもらえました。
さらに、もうひとつ。この手提げ袋も逸品です。その素材や造りからして、今でいうトートバッグ。片面には「東京ペンタ会」って記されています。
「東京ペンタ会」で検索してみましたが合致するものが一切なくて、どういう組織だったのかは不明です。
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