たかがガラクタ、されどガラクタ
ひとことに「ガラクタ」と言っても、いろんなガラクタがあります。
フードやフィルター、ケースなどのカメラアクセサリーってのは、基本は使えてナンボだと思います。で、その多くは外観で壊れているかどうかなどの判断が出来ますし、それをどう使うのかは、使う人のアレンジ次第って部分もあるので、各自でお考えください~というものと捉えています。
でも、ボディやレンズの場合は、ひと目で状態が分からないことが多い。。。
例えば、
- 現状問題なく使えているガラクタ、使えそうなガラクタ。
- 悪い部分があるけど、だましだまし使っていけそうなガラクタ。
- 明らかに壊れているけど、そこを直せれば十分使えそうなガラクタ。
- かなり状態悪くて、部品取り用と思われるガラクタ。
などなど。
なので、値を付ける段階で、おおよその状態を把握して見合った値を付ける~。ガラクタであっても、それが我楽多屋の使命だと思っています。
その時に状態をチェックしながら、簡単に掃除もしてあげる。
これをあるお客さんは、「一台一台、品物に命を与えているようだぁ~」と言ってくださいました。また、「我楽多屋の品物は、どれも気持ち良さそうに陳列されている~」と言ってくださったお客さんもいらっしゃいました。参考記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/07/post-9816.html
ただ、お店によって売り方は違うので、その機種自体の市場性が低ければ、程度にかかわらず壊れたものとしての値を付けて売るお店もあると思います。そこで、掘り出し物を見つけるのも買いの楽しみでしょう。
でも、そういう売られ方をしている品物は陳列中の扱いも悪く、ドンドン程度が悪化しちゃうし、買った側も安く入手していると、後で必要が無くなった時に簡単に捨ててしまったり~なんてことに陥りやすいはず・・・と思うのです。
買取りのアローカメラの「カメラ提供意思表示カード」の趣旨にも、貴重な文化遺産ともいえるクラシックなカメラやレンズを大切に~という意味合いを込めていますが、我楽多屋の品物にも同じような気持ちを込めています。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
*田中長徳写真集「WIEN MONOCHROME 70's」の特別販売をアローカメラ&我楽多屋のウェブ限定で行なっています(6月2日まで)。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/05/wien-monochrome-00d4.html