我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年4月13日 (月)

携帯は失礼

20094keitai

今や携帯電話にカメラが付いているのは、当たり前に近い話。急なメモ代わりの撮影なんかにはとても便利ですが、ある人(某カメラ写真雑誌の営業マンさん)がこんなことを言っていました。

結婚式で新郎新婦を携帯のカメラで撮るのは失礼だぁ~!と。果たして、その撮った画像をどうしているのか?人生の中で一大イベントの結婚式。そんな大事な瞬間の写真を携帯電話に内蔵された薄っぺらなカメラで撮って、その画像を自分で確認する程度に見てお終いにしている人がたくさんいるのではないか!と。

確かに思い当たる人が居るのではないでしょうか。

そうでなくても携帯電話のカメラで撮った画像は、携帯本体のメモリーに保存されているだけで、プリントされることも少ないと思います。しばらくして機種変更する時には、そのまま葬り去られてしまうことが多々かと思います。

また、別の人(我楽多屋に初めて来店されたお客さん)がこんなことを言っていました。

デジタルカメラで撮った画像はプリントして初めて写真になる。それまではただのデータでしかない。たとえ、カメラやパソコンのディスプレイで画像を確認出来たとしても、それは写真ではない。画像データの存在はとても危ういものであって、プリントして目で見えるもの・手で触れられるものにして、写真になる、と。

フィルムで撮っても同じようなことは言えます。現像しなければ写真にならないし、万が一、現像前に感光させてしまえばすべてが無になってしまいます。

今までに私も何度かこのブログでネタにしてきましたが、デジタルの危うさ、フィルムやプリントにして残す重要さが、このおふたりの言葉の中にも感じられますよね。

*ちなみに私は過去に使用した携帯電話を何台か捨てずに残しています(上の画像)。が、その中に、とある知人の結婚式の画像が残っているはず・・・と探したのだけど、見当たりませんでした。。。まさにこれが失礼な例。上の画像内で一台の液晶画面に写っているのは、ちょっと細工したもの・・・。