工作の楽しみ・・・
カメラ本体やレンズを持っていても、その付属品やアクセサリーを見つけられなくて困る。。。なんてことありますよね?先日、ある常連さんから聞いたこんな例を紹介したいと思います。
コンタックスのディスタゴン18mm/F4というレンズは、レンズの前にネジを切っていないのでそのままフィルターを装着出来ないという欠点があります。というのも、湾曲したレンズの中心部が前にせり出している為、そのままフィルターを装着するとレンズとフィルターが接触してしまう危険性があるから、そういう構造なのかもしれませんが・・・。
そこで、純正品では「70/86リング」というのをレンズの前に装着してから86ミリ径のフィルターを装着出来るようにしています。これには、画角をケラれないよう口径を広げる意味もあるでしょう・・・。ところが、このリングがあまり無いのです。
先日、その常連さんに「リングを見かけないし、何かいい方法ないですかね?」という相談をされたのですが、1~2週間ほどで以下のような結論を導き出されていました!
運良く「70/86リング」を手に入れたらしいのですが、レンズの前にリングを装着する方法が、ねじ込むのではなくて、被せて外から締め付ける方法。その個体が少々使い込まれたモノであったこともあり、レンズの前に装着しても何かの拍子に落としてしまいそうで、心もとない・・・。
で、考え出した策が上の画像。
Yバシカメラでフジノンの70ミリの被せキャップを購入(新品で200円少々)。そして地道に画像のように前面をカッターで削る。そこに、67ミリ径の薄型フィルターを内側から押し込むと、かなりガッチリと固定されるそうです。枠が厚いフィルターだと、レンズの前に被せた時に被せが浅くて装着が甘くなってしまうので、、、
レンズキャップも上手い具合(カッターで削りすぎるとヤバイでしょうが)に、67ミリのクリップ式キャップがカッチリと装着出来るとのこと。
カメラ遊びにはこういう楽しみをあるんですよね!純正品でバッチリ武装するのもいいですが、自分なりの工夫を凝らして使いやすいモノを作ってしまったり、アレンジしたり。
画像の中でディスタゴン18ミリが装着されているカメラは、キヤノンのデジイチ、EOS-Kissデジタル。これは、昨年発行の「オールドレンズパラダイス」の影響だとか。