我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« フォクトレンダー・フェチ | メイン | 偏見 »

2008年11月29日 (土)

プリンター付カメラ

20081129

昨日、お客さんから聞いてビックリ!タカラトミー(おもちゃメーカーの)がデジタルカメラ「xiao(シャオ)」を平成20年11月28日付けで発売しました。

何がビックリって、まず、日本カメラやアサヒカメラなどのカメラ雑誌では全然紹介されていなかったはずで全く知らなかったこと!そして、どんなカメラかというと、プリンター内蔵のデジタルカメラ。撮ったその場でプリントアウト出来るというもの。

カメラに詳しい人や、このブログをずっと読んでる人なら、どっかで聞いたことある機能!と思われるでしょう。かつて、フジが「プリンカム」というデジタルカメラを作っていました。インスタントカメラのチェキのフィルムを内蔵させて、必要に応じてプリントアウト出来るカメラです。

私はフジのプリンカムの機能にとても魅力を感じていましたが、一代限りで絶版になってしまったのです。今回、タカラトミーが同じようなカメラを復活させたことに、何かとても喜ばしい気持ちであります。

「xiao」というネーミングに聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか、10年位前に専用のポラロイドフィルムを使用する極めて小型のインスタントカメラに付いていた名前と一緒ですよね。

詳細はタカラトミーのサイトで確認していただくとして、大枠を説明しておきましょう。500万画素というカメラの値段は34,800円、裏面にシール加工してあるというプリントは専用のもので20枚入りで880円だそうです。

タカラトミーのコピーの中に「写真は撮るときより見るときの方が楽しいと思いませんか?」とか「後で焼き増しするねって言って何年もずっと忘れていませんか?」なんてのがありました。これって、以前、私が危惧した写真文化の衰退を危ぶんでいるのと同じことだと思いませんか?確かに写真には見るときの楽しさがあるんです。これを忘れたり軽んじて、形(プリント)に残すことをやめると、取り返しの付かないことになる可能性があるんです。

でも、フィルムカメラや、機械式カメラの情報発信地として頑張っている!?このブログ的な見方をすれば、写真は撮るときの楽しさもあることを忘れないように。機械を操って撮る楽しみ、撮影結果を想像しながら撮る楽しみ・・・。

いや~、カメラ・写真って奥が深いものですね!