二重蛇腹
マミヤの2眼レフカメラ、なかでもレンズ交換式のCシリーズ。
このシリーズの特長の一つとして、焦点調整にはベローズのような蛇腹を利用しているので接写が可能になっている点があります。
ただ、蛇腹の怖いところは思わず指で突いてしまったり物にぶつけて穴を開けてしまうことなんですが、マミヤCシリーズが凄いのはテイクレンズ(撮影レンズ)側は蛇腹が二重になっているところです。
その仕組みをカメラをバラさずにお見せするのは非常に難しいのですが、レンズを外した状態で蛇腹の中を覗き見してみると、何となくそれが分かると思います。ビューレンズとテイクレンズの両方をカバーする蛇腹の中で、テイクレンズ側だけもうひとつ蛇腹があるのです。画像ではかなり分かりずらいです、スミマセン。
例えば、下の画像でMAMIYA C330と記された名板の後方あたり、蛇腹の露出部分が多いあたりを誤って突いたりして、蛇腹に穴などが開いてしまったとします。ビューレンズには影響を与える可能性があるので、ファインダーで覗いた像には何らかの影響が出るかもしれません。
でも、穴が開いてしまった外側の蛇腹の中で、テイクレンズ用の蛇腹は無傷でしょうから撮影には影響なく済むのです。
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