CONGO CAMERA
この小さなボックスカメラ、昭和5年頃に発売された東郷堂のトーゴーカメラ(TOUGO CAMERA)によく似ています。トーゴーカメラは1枚撮りの特殊なシートフィルムを利用して、暗室不要で現像出来るものでした。
大卒初任給が70円程だった昭和10年頃、ライカが420円だったといいますが、そのトーゴーカメラは1円でした。1円で買えるので「円カメラ」という通称もあったそうです。
しかし、このカメラには「TOUGO CAMERA」ではなくて、「CONGO CAMERA」というプレートが貼られています。幸いにも良い状態で残っている箱には、「CONGOU CAMERA」と「U」が追加されていますが。。。
「CONGO」「CONGOU」どちらで調べても情報がなかなか見つかりませんでしたが、一つだけ見つけたのは海外のサイト。でも画像無く、詳細は不明とのこと。
ただ、そのサイトを見つける前から気になっていた、ボディ前面に貼られた「T」と「S」を模ったような丸いマークのプレートについて、ミノルタの前身モルタ合資会社時代のカメラに貼られていたマークに似ている~というようなことは書かれていました。
たしかに、そう。それだ。
でも、東郷堂のカメラに付いている「十」と「5」を模ったマークにも似ていなくない。
実に未確認物体系の怪しいカメラなのです。。。
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