バックフォーカシング
さすがにデジタルカメラで撮像素子を前後させてフォーカスするのは出てないですよね。。。
フィルムカメラでは、フィルム面を前後させてピント合わせをしてしまうカメラが存在していました。
すぐに頭に浮かぶのは、「マミヤ6」と「コンタックスAX」。
マミヤ6は折り畳み出来る蛇腹式のスプリングカメラゆえに、開閉のたびにそれに合わせて可動してしまうレンズ近辺では精度に心もとないから、カメラボディ内のフィルム面を前後させることでピント合わせをしてしまおう~という発想なのだと思います。
フィルム室の中でフィルムを押さえるアタッチメントが動くさまを動画にも撮ってみました。
また、コンタックスAXには別な理由があったと思われます。コンタックス一眼レフシリーズには、カールツァイス製の優秀なレンズが数々ラインナップされていて、それら資産を無駄にせずにAF化を図るには、レンズはそのままでボディ側でAF化してしまおう~という発想。やはり、フィルム面をこちらは電気的に前後させてピント合わせをしてしまいます。
*参考ブログ記事:https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/04/contax-ax.html
*どちらも、上記の理由だけでバックフォーカシングが採用された~とまでは言っておりません。その一因だろうなぁ~という推測程度にとどめておいてください。
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