リコーフレックスダイヤ
「ダイヤ」とはどこにも記されていませんが、この2眼レフは「リコーフレックスダイヤ」という機種です。
お客さんに操作方法を尋ねられて案内している時に気付いたのだけど、このカメラ、操作系が見事にボディ中央に集中しています。
それに一番貢献しているのが、ボディ両サイドにあるシーソー式のピントレバー(画像内の①②)。両手でカメラをホールドした状態でピントフードを覗きながら、その手の位置のままピント合わせが可能なわけです。
ピント合わせが行き過ぎてしまった時に、押したレバーを戻すという操作でなくても、反対側のレバーを押せば戻るわけです。シーソー式なので。
そして、シャッタースピードはテイクレンズの右側(③)、絞りはテイクレンズの左側(④)のレバーで調整。で、それぞれの数値はビューレンズの上にある小窓(⑤)で確認出来ます。
シャッターチャージは2つのレンズの中央右側のレバー(⑥)で、シャッターボタンはボディ前面右下(⑦)。
おまけに、セルフタイマーはテイクレンズ左側のレバー(⑧)です。
要は、フィルム巻上げ以外は両手で構えた状態で操作可能なのです。まぁ、これに近い2眼レフは他にもありますけど、リコーフレックスダイヤは入門機価格設定でしたからね。より評価していいんだと思います。
そこで、思い出したのが我が!?ペトリカラー35。このカメラもボディ上面中央から右側に操作系が集中しているんですよね。
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