49→72
今日はとても、中古カメラアクセサリーを扱う我楽多屋チックなネタです。
こんなリング一個でいろいろ想像していかないといけません。
さて、「49→72㎜」と表示されていますから、ステップアップリングであろうことは推測できます。
しかし、ずいぶんと大きく口径を広げるんだなぁ~とか、ほとんど広角用のフードじゃねぇ~か!とか、思うわけです。
ただ、反対側に「OLYMPUS」の刻印がされているのに気付くと、何か限定された用途向けに用意された製品であろうことが推測されるようになります。
で、「オリンパス」も検索語句に加えて調べると、OMレンズの18㎜3.5でフィルターを付けるときにこのリングを使いなさい~と指示されていることが分かり、それ向けであることが特定されました!
18㎜という超広角だからフィルターの厚みでケラレないようにするために、こんなに口径を広げるのか?とか思いながらも、、、我楽多屋には、レンズの現物が無いので、ネットで画像検索して、どんなレンズか確認してビックリ~!!
OM18㎜F3.5って、レンズの前玉が半球状をしていて、かなり飛び出た姿をしているのです。
これに対してフィルターを付けようとすれば、まず嵩をかせいで、飛び出したレンズに当たらないようにしないといけません。で、結果的に嵩をかせいでしまったので、超広角ゆえ口径をうんと広げる必要も出てくるわけで、このリングの必然性が出てくるわけです。
ちなみに、オリンパスOM-2の取説には、「アダプターリング49→72(3.5/18専用)フード兼用フィルター取りつけわく」と表記されていました。
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